こんにちは。
「ぽんこくらぶ」のお琴ブログにようこそ。
管理人のぽんこ(@ponnozou)です。
お琴を独学で始めようとおもっている方、
ちょっと待ってください!!
お琴を独学で学ぶのは正直むずかしいかも。
今回はお琴を独学で学ぶのが難しい理由と、
教室で学ぶメリットをまとめてみたいとおもいます。
また自分に合うお琴教室を探すコツもご紹介したいとおもいます。
お琴は弾くと簡単に音がでるけど…、
意外と大変なことあります。
お琴にチャレンジしてみたい方や
お子さんにお琴を習わせたい方
必見ですよ~!!
お琴を独学で⁉独学は難しい理由
「お琴って独学できますか?」
ちまたでよく聞くこんな質問。
小さい頃にお琴を習って12年、最近は独学で20年お琴をしています。
独学といっても過去に習った曲を弾いているだけですが。
実際に教室に通って習ってみて、
習いに行かずに自分の力だけでスラスラと弾けるようなったか?
と考えるとできないだろうな~と思います。
結論から言ってしまうと、お琴の独学は…
むずかしい!!
です。
お琴を自分一人で弾けるようになるまでかなり年数がかかります。
お琴を習って12年、独学で20年お琴を続けている経験者が、お琴の独学が難しいと考える理由をまとめてみました。
お琴の独学が難しい理由①琴と道具をそろえる必要アリ
お琴を弾くためには、お琴の購入が必須になりますが、それ以外にもお道具類が必要になります。
必要最低限のお道具だけを紹介すると、これだけのものが必要になります。
・お琴の爪
・調子笛(調弦するための笛)
・譜面台(木製の楽譜たて)
・琴柱(琴の糸を立てるための柱)
・琴台(琴を支えるための台)
・お琴の布製カバー
以前ブログで紹介した記事の中からさらに厳選して必要な道具類をまとめてみました。
私が実際に購入したお道具類は下記のページでもご覧いただくことができます。
使っていた道具はかなりたくさんあります。
お道具類はもちろんネットでも購入することはできます。
お琴を弾くために、たくさんのものをそろえるって大変ですよね。
お琴の独学が難しい理由②調弦が難しい
お琴の調弦は慣れるまでが大変です。
お琴の曲を弾く前に必ず、調弦という作業をしなくてはなりません。
「平調子」、「乃木調子」、「楽調子」、「雲井調子」
などがお琴の曲で使う主な調子。
お琴の調弦はチューナーや調子笛で合わせます。
チューナーや調子笛の使い方や、調弦するときの細かい音の違いは、実際に習いに行かないとわからないです。
ちなみにチューナーや調子笛amazonでも購入することができます。
独学で始めてしまうと、調弦の際に音がずれているのに気づかず、それが正しい音だとまちがって覚えてしまう可能性もあります。
お琴の独学が難しい理由③楽譜が漢数字で読めない
お琴の楽譜はピアノとは異なっていて、ドレミではないのです。
お琴の楽譜は漢数字で表示されています。
一、二、三、四、五、六、七、八、九、十、斗(と)、為(い)、巾(きん)
こんな漢数字で表示されているのがお琴の楽譜。
お琴の一番上の弦が一。
その次が二、三…というように続きます。
お琴の楽譜は漢数字だから読みづらいし、とても見にくいですよね。
こんな漢数字がズラズラと並んでいる楽譜ってすごく大変!!
ちなみに参考までに下記のサイトでお琴の楽譜をみることができます。
楽譜は民謡や童謡中心でした。
お琴は楽譜をみただけでは弾くことが難しい。
それにお琴には弦が13本もあるので、自分が今どの弦を弾いているかわからない!ということもあります。
だから独学は厳しいとおもうのです。
お琴の独学が難しい理由④教室で習わないと難しい技法がある
お琴独自の技法というものがあり、
習いに行かないと習得が難しいとおもいます。
「シャシャテン」や「サ~ラリン」など。
言葉で説明するのが難しすぎる。
そんな技法があります。
「シャシャテン」はレベルとしては簡単ですが、
「サ~ラリン」は独学での習得は難しすぎる。
ちなみにお琴を習って12年たちますが、
いまだ「サ~ラリン」はうまく弾けていません。
悲しい(笑)
お琴独自の技法を一人で習得するのは厳しい。
だから独学は難しいと思うのです。
以上独学が難しいとおもった理由をまとめました。
お琴の独学は不可能ではないけど、限りなく難しい。
適当に始めてもなかなか上達しないと思います。
さて次は教室で学ぶことのメリットを考えていきますね。
お琴を教室で学ぶ!独学では得られない安心感
お琴は教室で学ぶことをおすすめします。
独学で学ぶことは不可能ではないけど、厳しいと言わざるを得ません。
お琴の教室に通うことは独学では得ることのできない安心感がありますよね。
お琴を教室で学ぶメリット①道具は先生の教室で借りられる
お琴教室へ習い始めの頃は、
お琴を買ったり、道具類すべてを揃える必要はありません。
お琴の先生の教室へ行けば生徒さん用の琴や道具が用意してあります。
買って用意するものは琴の爪くらいかな。
amazonでもあります。
山田流の爪(角が丸い)はなくて生田流(角が四角)の爪しかありませんでしたが…。
5千円あれば買えます。
先生の教室に琴やお道具類はすべてあるので気軽に始めることはできますよね。
独学で一から自分でお琴やすべての道具をそろえることもないので、もし辞めたくなったときでも辞めやすいです。笑
お琴を教室で学ぶメリット②正しい調弦を耳で覚えられる
お琴は調弦が一番大変です。
ここが間違っていると、すべて台無し。
というぐらい調弦が大事。
教室に行けば、先生の調弦に合わせて、自分の耳で正確に調弦することができるようになります。
チューナーがあっても使いこなすのは難しいです。
耳で正確な音を記憶したほうが一番早い。
私も教室で先生に叩き込まれたので、チューナーや調子笛がなくても調子をだいたい合わせることができます。
お琴の教室に通えば、正しい調弦を覚えることができます。
お琴を教室で学ぶメリット③楽譜が読めて普通に弾ける
謎の漢数字で表示されているお琴の楽譜。
そんなよくわけのわからないお琴の楽譜ですが、慣れると弾くことができるようになります。
慣れれば弾けますが、やはり教室に行くことで正確に曲を弾くことができるようになります。
間違えていたら、先生が丁寧に指導してくれます。
独学では誰も指導してくれないので、勝手に解釈して適当に弾く可能性が大。
お琴の教室に行けば、きちんと指導してもらえるので曲を弾きこなすことができるようになります。
お琴を教室で学ぶメリット④超絶技巧が先生から学べる
お琴では「シャシャテン」や「サ~ラリン」など。
独学では習得が難しいお琴独自の技法があります。
それを先生に直に習うことができるので、いつのまにか超絶技巧ができるようになります。
(サ~ラリンは下手だけど。)
お琴の教室に通えば、かなり難しい曲でもいつの間にか弾けるようになっていた!なんてことも実際にありえます。
私も目標があるわけでもなくダラダラと習っていましたが、いつの間にか難しい曲が弾けるようになっていました。
ただダラダラと習っていても弾けるようになるのです。
独学でここまでできるようになっていたかというと、限りなく難しかったと言わざるをえません。
もしお琴を始めたい方、お子様を習わせたい方、
できるだけ独学ではなく教室に通ってお琴を始めてみてくださいね。
自分に合うお琴教室を探すコツ!
お琴を教室で習おうと決めたら、教室を探しましょう。
お琴教室の探し方は近所周辺のお琴教室を検索して探してみましょう。
Googleマップで検索したり…、
ジモティー で検索したらお琴の教室ありました!
他にもカルチャーセンターでもお琴の教室を開催している場合あります。
カルチャーセンターは教室は月謝も安いので始めやすいです。
あとはお琴の取り扱いのある邦楽器専門店で教室情報を聞いてみるのもおすすめです。
邦楽器専門店さんならお琴の先生と直接お取引があるので自宅近くのお琴の教室を聞いてみるといいです。
HPに出ていない先生が簡単にみつけられます。
お琴は山田流と生田流の二大流派の違いや、
教室によってそれぞれ弾いている曲もちがいます。
まずは、お琴教室を見学してみて、自分に合った教室かどうか確かめてから教室に通うようにしてくださいね。
ご興味のある方は、ぜひ教室に足を運んでみてくださいね。
良い先生に出会えることを祈っています。
さいごに
お琴独学の道のりは険しい。
お琴の教室に通えば、作法や技術はいつの間にか習得できてしまいます。
私自身教室に通っていたころ、熱心に練習に励んだりしていませんでした。
教室を辞めてから20年くらい経ちますが、今でも弾くことはできます。
教室に行けば自然と弾けるようになります。
独学は厳しいので、ぜひお琴教室を探して行ってみてくださいね。
自分に合ったお琴の教室がみつかるといいですね。
お琴を習えば一生ものの技術が身につきますよ。
それでは、今日はこのへんで!
お読みいただきありがとうございました!!